REPORT
SKATEBOARD STREET CONTEST
MURASAKI SPORTS presents Rockaway
supported by NIXON produced by ChattyChatty
7/19(SUN)-20(MON) @PARK AREA - STREET STAGE
REPORT レポート
昨年に続いて戸枝義明が激闘を制して優勝を獲得!!(2連覇の戸枝義明)
7月19日・20日の二日間に渡り、STREER STAGEにおいて『SKATEBOARD STREET CONTEST MURASAKI SPORTS presents Rockaway supported by NIXON produced by ChattyChatty』が開催された。
大会1日目は、2日目に行われる本戦の出場権をかけ、今勢いのある地元のYOUNGUNSが日頃の練習の成果を存分にみせつけ観客や審査員をうならせた。
そして、見事本戦の出場権を手にしたのは茅ヶ崎出身の中田海斗、傳田郁と西川礼の3名!!
(IKU DENDA)
(KAITO NAKATA)
(REI NISHIKAWA)
大会2日目は、ChattyChatty Crewとインビテーションにより招待されたスケーターに、前日に行われたYOUNGUNSバトルで勝ち残った3名を加えた計21名のスケーターが、7名・7名・7名の3グループに分かれて、それぞれ10分間のJAMバトルを行い、各グループから3名ずつが決勝へコマをすすめる。
(本戦出場選手)
HEAT1には、本庄飛龍・廣木一浩・桑本透伍・西川礼・高村洋喜・山城正隆・三枝博貴が、HEAT2には、戸枝義明・小島優斗・海老原セナ・傳田郁・三本木心・MrG・ジュンヤファイヤーが、HEAT3には清水葵・玉野辰磨・松尾裕幸・中田海斗・村田鉄夫・北詰隆平・ZIZOWがそれそれエントリー。各HEATとも猛者揃いで白熱した試合となった。
(HIROYUKI MATSUO)
(MASATAKA YAMASHIRO)
(JYUNYA FIRE)
(ZIZOW)
(RYUHEI KITAZUME)
(TETSUO MURATA)
そして、昨年に引き続き、ストリートスケートの目玉でもある音楽アーティストとのコラボ企画では、DJ RIOからスタートして、地元湘南鵠沼出身でHIPHOP界でもグイグイ実力をつけている“RHYME BOYA”、横浜戸塚出身で彼らにかかれば誰もがそのワールドの虜になると言われている“サイプレス上野とロベルト吉野”が登場で会場を盛り上げた!!
(DJ RIO)
(RHYME BOYA)
(サイプレス上野とロベルト吉野)
決勝へとコマを進めたのは、桑本透伍、西川礼、三枝博貴、戸枝義明、小島優斗、傳田郁、松尾裕幸、北詰隆平、中田海斗の9名。YOUNGUNSの3名が決勝へと進む波乱の展開となった!
(決勝進出を喜ぶ 左:HIROYUKI MATSUO & KAITO NAKATA)
(喜びをわかちあう仲間たち)
Chattyの演出はまだまだ終わらず、今回のシークレットゲストである間違いなくレゲエ界の日本代表“FIRE BALL”が決勝前の会場を更に盛り上げてくれた。
(FIRE BALL)
(FIRE BALLの登場で会場には沢山のギャラリーが集まった)
そして、オーディエンスを沸かし審査員の心を掴み優勝をしたのは…
地元湘南出身、戸枝義明!
見事2連覇を達成した。
(大会2連覇のYOSHIAKI TOEDA)
また、今大会で最も素晴らしいトリックを決めた選手に贈られるBEST TRICK賞には、今回のSTAGEの目玉であった『湘南の壁』を見事攻略しノーリーバックサイド360フリップを1メイクで決めた三枝博貴に贈られた。
(ベストリックのHIROKI SAEGUSA)
今年も最後はJrDEEの歌声と共に幕を閉じた。
(JrDEE)
(胴上げ)
RESULTS | |
1st | YOSHIAKI TOEDA(2連覇) |
BEST TRICK RIDER | HIROKI SAEGUSA |
HIGHLIGHT MOVIE ハイライト
PHOTO BY MURAKEN / Yoshifumi Shimizu / TOnny
RIDERS 出演ライダー
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AOI SHIMIZU
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HIROKI SAEGUSA
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HIROKI TAKAMURA
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HIROYUKI MATSUO
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HIRYU HONJO
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JUNYA FIRE
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KAZUHIRO HIROKI
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KOICHI ZIZOW KITAMURA
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MASATAKA YAMASHIRO
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RODORIGO TX
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RYUHEI KITAZUME
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SENA EBIHARA
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SHIN SANBONGI
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TAMANO TATSUMA
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TETSUO MURATA
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TOGO KUWAMOTO
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YOSHIAKI TOEDA
(Defending Champion) -
YUTO KOJIMA
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YOUNGUNS
(7.19 Winner) -
YOUNGUNS
(7.19 Winner) -
YOUNGUNS
(7.19 Winner)
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MC / GO UEDA
MUSIC LIVE ARTIST 出演アーティスト
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DJ RIO
7/20 - QUALIFIER/FINAL2002年、地元湘南にてスケートボードを通じてREGGAE MUSICに出会い、本格的に活動を始める。
その後、ニューヨーク、マイアミ、さらにジャマイカと音楽の追及を重ねる。
2007年から活動していたMARSHALL LAW SOUNDを2011年9月に脱退。現在のKING LIFE STAR CREWとして2012年より活動を開始。同年8月、自身が追い求め続けていた海外でのSOUND CLASHに初参戦。相手SOUNDはREGGAE界の重鎮、SILVER HAWK。皆が予期せぬ大逆転勝利を納め、世界中にKING LIFE STAR CREWの名を轟かせ始める。USTREAM:
毎週火曜日の23時~0時「DJ RIO STATION」を放送中
http://www.ustream.tv/channel/djriostation
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RHYME BOYA
7/20 - QUALIFIERヌケタ声色でFLOWする神奈川県は藤沢/MOSS VILLAGE出身のRAPPER。DLIP Records.所属。
”D”ことDINARY DELTA FORCEのORIGINAL MEMBERであり、幾多のMC BATTLEにおいても優秀な戦歴を残している。
2012年9月には、自身の地元=藤沢/MOSS VILLAGEを眺め制作したと言われる1st.ALBUM<MIND VOOK>を発表。
その後、数々の客演,GROUPの制作/LIVE TOURをこなし意欲的に活動に取り組む。そして2015年3月、「FLOWに想いを乗せ 会いたい誰かの所まで会いに行く」と言うコンセプトの元完成された2nd.ALBUM<FLOWMOTION>を発表。 -
JR.DEE
7/20 - QUALIFIERジャパニーズレゲエのオリジネーターと言える存在の一人。
幼い頃からサーフィンを始めたことをきっかけに、レゲエミュージックと出会い初めて人前でマイクを手にして歌ったのが1985年。その後横浜に単身移住。横浜レゲエシーンの源流ともいえる”バナナサイズ・ハイファイ”にアーティストとして所属した後、1993年より本物を追求しにジャマイカ・ニューヨークに長期滞在する。帰国後、ジャパーニーズレゲエシーンの現場に欠かせないアーティストとて、現在も第一線で活躍している正真正銘のオールド・ベテラン。
特に独特な”うねり・動き”のあるマイクパフォーマンスは簡単には真似の出来ない領域。幼い頃からレゲエとサーフィンを身近に感じ育ち、そのすべてを自らのライフスタイルにしているナチュラリスト。絶対ににアゲ てくれるプロフェッショナルだ。
今年でキャリア30年という節目にしてリリースされるニューアルバム『Weekend Jam』も見逃せない。 -
サイプレス上野とロベルト吉野
7/20 - QUALIFIERマイクロフォン担当:サイプレス上野、ターンテーブル担当:ロベルト吉野。通称『サ上とロ吉』。2000年にあらゆる意味で横浜のハズレ地区である『横浜ドリームランド』出身の先輩と後輩で結成。
“HIP HOPミーツallグッド何か”を座右の銘に掲げ、”決してHIPHOPを薄めないエンターテイメント”と称されるライブパフォーマンスを武器に毎年多くのライブを行っている。
ジャンル、世代を問わず様々な現場から 支持を受け、なにかと注目度の高い二人。今乗っとけいっその事!そしたら遊び放題一生保証!?PC>> http://www.sauetoroyoshi.com/
MOBILE>> http://mfmobile.jp/sr/
SMART PHONE>> http://sp.mfmobile.jp/sr/
GUIDE スケートボード観戦ガイド
スケートボードのコンテストでは、ジャッジは技の難易度、メイク率、ルーティーン、スピード、オリジナリティなどを総合的に評価して採点する。技の難易度は、当然だが難しい技にトライするほど得点が高くなる仕組み。素人目には判断が難しいところだが、スケートボードがクルクルと複雑に回転したり、バランスが不安定に見える技ほど難易度が高いと思ってもらえればわかりやすい。
メイク率とは、技の成功率のこと。いくら難易度の高い技でも成功しないと意味がない。成功率が高いほど、得点も高くなっていく。簡単な技で成功率を高めて確実に得点を重ねるか、難しい技に挑戦して一気に高得点を狙うか、それぞれのライダーにより戦略が変わってくる。
また、ルーティーンとは、技の組み立てのこと。ライダーは、この場所でこの技を繰り出し、続いてこの場所でこの技を繰り出す、といった具合にライディングを構成していく。
ライダーのセンスは、この技の組み立てに現れるのだ。
スピードとは文字通り、ライディングの速さのこと。実際にコンテストを見てもらえればわかりやすいが、滑りのスピードが速いほどスタイリッシュに見える。よって、得点は高くなるという仕組みだ。
最後のオリジナリティとは、技と技を組み合わせることで生まれる独自性のこと。ベーシックな技も組み合わせ次第では新しい価値を生み出す。ライダーの個性が顕著に現れるポイントといえるだろう。
これがスケートボードのジャッジシステムの大枠だが、難しいことはさておき、観戦するにあたって大事なことはひとつだけ。ヤバいと思ったら拍手と歓声をスケーターにちゃんと伝えてあげてほしい。ギャラリーであるアナタ自身が盛り上がれば盛り上がるほど、ライダー達は触発されてヤバいトリックに挑戦するだろう。スケーター同士の駆け引きや連鎖反応による奇跡。会場をひとつにするオーディエンスのアツい眼差しが、ストーリーを創り出す。スケートボードはコンテストが絶対に面白い!