REPORT
SKATEBOARDING STREET CONTEST
Rock Away MEN'S
7/20(MON) @PARK AREA
REPORT レポート
世代を超えたスタイルが交差したJAM SESSION。地元・湘南の坂本倭京が10年越しの悲願を達成。7月20日(月・祝)、MURASAKI SHONAN OPEN 2026 PARK AREAにて、男子ストリートコンテスト「Rock Away MEN'S」を開催した。
Rock Awayは、一般的なスケートボードコンテストのように得点だけで勝敗を決める競技ではない。ライダーそれぞれのスタイルや完成度、チャレンジスピリット、そして「このライダーをもっと見たい」と思わせる存在感をジャッジが総合的に評価する、MURASAKI SHONAN OPENならではのJAM SESSIONコンテストである。
今年も本戦前日に「Rock Away CHALLENGE」を開催。一般エントリーライダーによる20分間のJAM SESSIONを勝ち抜いた末松蓮、福田、八島璃央の3名が本戦出場権を獲得した。
一方、本戦では山附歩夢が前日に欠場、さらに白井空良が当日の練習中に負傷し欠場となるアクシデントも発生。しかし、Rock Away Championに贈られるデニムだるまを手掛けるプロスケーター・清水葵が急遽出場し、大会を盛り上げた。
国内トップライダーから長年シーンを牽引してきたレジェンド、そして未来を担うアップカマーまでが集結。世代を超えたライダーたちによる熱いJAM SESSIONが幕を開けた。
予選は7名ずつ3ヒートに分かれ、それぞれ10分間のJAM SESSIONで実施された。
HEAT1では、坂本倭京、石川裕作、大場玲遥、傳田郁、急遽参戦となった清水葵、そしてCHALLENGEを勝ち上がった末松蓮らが、それぞれのスタイルを披露。会場を沸かせるライディングを繰り広げた。
HEAT2には、瀬尻稜、有馬昂希、奥野健也、JUNYA FIRE、松尾裕幸、米坂淳之介、そしてCHALLENGEを突破した福田が登場。20代から49歳まで、世代を超えたライダーたちが同じセッションで滑るRock Awayならではの光景が広がった。
HEAT3では、13歳の二宮善をはじめ、16歳の下境瑠祈空、澤田莉旺、今村怜也、昨年王者・池田大暉、野崎圭貴、そしてCHALLENGEを勝ち上がった八島璃央が登場。国内トップライダーを相手に果敢に攻める若手ライダーたちの姿に、会場からは大きな歓声が送られた。
その結果、末松蓮、石川裕作、坂本倭京、松尾裕幸、奥野健也、JUNYA FIRE、澤田莉旺、八島璃央、二宮善の9名が決勝へ進出した。
MURASAKI SHONAN OPENでしか実現しない、世代を超えたファイナルセッション。決勝には、CHALLENGEから勝ち上がったライダーに加え、国内外で活躍するトップライダー、湘南を代表するローカルライダー、長年シーンを支えてきたレジェンド、そして未来を担うアップカマーまで、Rock Awayらしい9名が集結した。
決勝が始まると、会場は一気にヒートアップ。
末松蓮、石川裕作、澤田莉旺、八島璃央をはじめ、奥野健也、JUNYA FIRE、松尾裕幸、二宮善、それぞれが自分らしいラインを描きながら会場を魅了。ライダー同士が互いのトリックを称え合い、成功すれば全員で盛り上がる――順位だけでは語れないRock Awayならではの空気が、会場全体を包み込んだ。
13歳の二宮善から41歳の松尾裕幸まで、世代もキャリアも異なるライダーたちが同じセッションで滑る姿は、まさにMURASAKI SHONAN OPENだからこそ実現する特別な時間となった。
数々の実力者が集うファイナルの中で、ひときわ存在感を放ったのが地元・湘南出身の坂本倭京だった。
セッション序盤、「スイッチハードフリップ」をクリーンにメイクすると、その勢いのまま自分のリズムを崩すことなくラインを組み立てていく。
さらに、ボックス全流しの「スイッチノーズマニュアル to フェイキーキックフリップアウト」を決め、会場のボルテージは一気に上昇。そして終盤には、難易度の高い「スイッチキャバレリアルハードフリップ」を見事に成功させ、観客から大歓声が巻き起こった。
毎年この舞台に立ち続け、多くのトップライダーたちとセッションを重ねながら挑戦を続けてきた坂本。今年、出場から10年という節目にして、ついにRock Away MEN'S Championの称号を手にした。
幼い頃から湘南のスケートボードカルチャーの中で育ち、地元のレジェンドライダーたちから刺激を受けながら歩んできた坂本。その優勝は、本人にとってだけでなく、湘南のスケートボードコミュニティにとっても特別な意味を持つ、感慨深い瞬間となった。
Rock Away MEN'Sの魅力は、勝敗だけではない。
CHALLENGEから這い上がってきたライダー、国内外で活躍するトップライダー、長年シーンを支えてきたレジェンド、そして未来を担うアップカマーが、同じセクションで互いをリスペクトしながらセッションを作り上げる。その光景こそが、Rock Awayというコンテストの価値であり、MURASAKI SHONAN OPENが大切にしてきたスケートボードカルチャーそのものだ。
今年もライダーたちが生み出したセッションは、多くの観客を魅了し、大きな歓声と拍手に包まれながらフィナーレを迎えた。
世代を超えて受け継がれるスタイルとカルチャー。その魅力が凝縮されたRock Away MEN'Sは、MURASAKI SHONAN OPEN 2026を締めくくるにふさわしい、熱く、自由で、そして記憶に残るコンテストとなった。



