MURASAKI SHONAN OPEN

MURASAKI SHONAN OPEN

MURASAKI SHONAN OPEN

REPORT

SKATEBOARDING PARK CONTEST
ONE SHOT KING supported by 第一生命
MEN'S

7/19(SUN)-20(MON) @PARK AREA

REPORT レポート

地元・湘南出身の猪又湊哉が悲願の初優勝。MURASAKI SHONAN OPENが育んだライダーが頂点へ。

7月19日・20日の2日間にわたり、鵠沼海浜公園 HUG-RIDE PARKで開催された「ONE SHOT KING supported by 第一生命」。

東京2020オリンピック女子パーク金メダリスト・四十住さくらがプロデュースする本コンテストは、3つの異なるセクションでベストトリックを競う独自フォーマットを採用。一発の完成度と勝負強さが求められるこの競技には、国内外のトップライダーが集結し、会場には終始大きな歓声が響き渡った。

男子には、プエルトリコ代表としてオリンピックにも出場したスティーブン・ピネイロをはじめ、地元・湘南出身の猪又湊哉、能勢英汰、徳田凱、永原依弦、西川有生、乾瑠玖、天野太陽ら実力派ライダーがエントリー。なお、ジーダン・フェローズは負傷のため欠場となった。

世界レベルのトリックが飛び交った男子予選

予選から会場の熱気は一気に高まる。

第1セクションでは、乾瑠玖がこの日最初の80点台となる82.3ポイントをマークすると、続くトライではさらに完成度を高め83.6ポイントを記録。序盤からハイレベルな戦いを演出した。

能勢英汰も80点台を揃える安定した滑りを披露し、地元・湘南の声援を背に着実に得点を重ねていく。さらに、西川有生やスティーブン・ピネイロも持ち前のスキルを発揮し、わずかなミスが順位を左右する緊張感あふれる展開となった。

第2セクションでは各選手がさらに難易度を上げたトリックに挑戦。最終セクションでは永原依弦が高難度のキャバレリアル・ノーズブラント180アウトを成功させ84.3ポイントを獲得するなど、決勝進出を懸けた熾烈な争いが繰り広げられた。

その結果、地元・湘南出身の能勢英汰が総合232.5ポイントで首位通過。スティーブン・ピネイロ、永原依弦、そして猪又湊哉が続き、決勝へと駒を進めた。

地元ライダー同士の意地がぶつかった決勝

決勝には能勢英汰、スティーブン・ピネイロ、永原依弦、猪又湊哉の4名が進出。

予選4位で決勝に駒を進めた猪又は、第1セクションを72.0ポイントでまとめると、第2セクションではキックフリップ・フロントサイド・ボディバリアル540・インディエアーを豪快にメイク。83.0ポイントを叩き出し、一気に優勝争いへと浮上する。

一方、予選首位の能勢は540メロングラブで78.0ポイントを獲得。スティーブン・ピネイロも世界トップレベルのスタイルを見せるフロントサイド540ロデオで78.3ポイントをマークし、着実に得点を積み重ねる。

さらに永原依弦は、予選でも高得点を獲得したキャバレリアル・ノーズブラント180アウトを決め84.3ポイントを記録。高難度トリックを武器に最後まで優勝争いへ食らいつき、会場を大いに沸かせた。

優勝を決めた、渾身のラストトリック

勝敗は最終セクションまでもつれ込んだ。

先に滑った能勢英汰は、難易度の高いトリックをクリーンに決め、この日自身最高となる86.0ポイントを獲得。地元ライダーとして会場の期待を一身に背負い、会場全体を大きく沸かせる渾身の一本を決めた。

しかし、その直後にドロップインした猪又湊哉が、この日の主役となる。

ウォールへトランスファーしながら放ったバリアルフリップ・ステールフィッシュグラブを完璧にメイク。難易度、スピード、完成度を兼ね備えたライディングは86.6ポイントを獲得し、総合241.6ポイントで逆転優勝を決めた瞬間、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。

2位にはスティーブン・ピネイロ、3位には能勢英汰、4位には永原依弦。世界レベルのトリックが次々と飛び出す、見応え十分のファイナルとなった。

MURASAKI SHONAN OPENから生まれたチャンピオン

今回の優勝は、単なる勝利以上の意味を持つものだった。

猪又湊哉が初めてスケートボードに触れたきっかけは、幼い頃に参加したMURASAKI SHONAN OPENのスケートボード体験会だった。

イベントでスケートボードの楽しさを知り、競技を始めた一人の少年が、数年後には同じMURASAKI SHONAN OPENの舞台で「ONE SHOT KING」のチャンピオンとして表彰台の頂点に立つ――

その姿は、一人のライダーの成長物語であると同時に、MURASAKI SHONAN OPENが長年取り組んできた「アクションスポーツの魅力を次世代へ伝え、未来のライダーを育てる」という想いを象徴する瞬間となった。

国内外のトップライダーによるハイレベルなトリックの応酬と、地元・湘南から新たなチャンピオンが誕生した2026年のONE SHOT KING。会場に集まった多くの観客の記憶に残る、熱戦の2日間となった。

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