REPORT
BMX STREET CONTEST
Make on the Spot powered by ARK LEAGUE
7/19(SUN) @PARK AREA
REPORT レポート
若きTEAM Aが激戦を制覇!即興だからこそ生まれるチームワークが会場を魅了MURASAKI SHONAN OPEN 2026 PARK AREAで、「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」が開催された。
本コンテンツは、世界を舞台に活躍するBMXライダー・中村輪夢がプロデュースするBMXストリートコンテスト。昨年、6年ぶりにMURASAKI SHONAN OPENへ復活を果たし、大きな話題となった人気コンテンツが、今年も会場を熱狂の渦に包んだ。
プロデューサーでもある中村輪夢は大会直前に急遽欠場となったものの、その想いを受け継いだ8名のライダーが集結。即席チームだからこそ生まれる駆け引きとチームワークが、会場を大いに沸かせた。
当日の抽選により結成された4チームは、それぞれ異なるスタイルを融合させながら決勝進出を目指した。
TEAM Aは、17歳の岡本大輝と、大会直前に中村輪夢の欠場を受けて急遽出場が決まった松浦葵央による若きコンビ。十分な準備期間がない中でも息の合ったコンビネーションを見せ、40秒ランで6.7ポイントを記録。さらにベストトリックでは、松浦が180テールウィップをクリーンメイクし7.6ポイントを獲得。合計14.3ポイントで決勝進出を決めた。
対するTEAM Bは、ともに九州を拠点に活動する上田崇人・松本翔海による“九州コンビ”。息の合ったライディングで最後まで積極的に攻め続けたものの、あと一歩及ばず決勝進出はならなかった。
もう一方の対戦では、昨年の「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」優勝者であり、地元・湘南出身の溝垣丈司と、高木聖雄がTEAM Cとして登場。高木はベストトリックで豪快なフロントフリップを成功させ7.2ポイントを記録した。
対するTEAM Dの早田颯助・寺林昌輝も高い完成度のライディングを披露。早田は難易度の高いダウンレール ハード360を成功させ7.7ポイントをマークし、TEAM CとTEAM Dはともに14.6ポイントで予選を終える。
完全な同点となった両チームの勝敗は、ヘッドジャッジ・PEGYによる最終ジャッジへ。ライディングの完成度や全体の内容を総合的に評価した結果、TEAM Cの決勝進出が決定。会場は、その判定を見守る緊張感とともに大きな拍手に包まれた。
個人競技として知られるBMXだが、「Make on the Spot」ではライダー同士が互いを鼓舞しながらラインを組み立て、成功したトリックを称え合う姿も大きな見どころ。会場からは一つひとつの成功に大きな歓声が送られ、コンテストは序盤から大きな盛り上がりを見せた。
決勝は、岡本大輝・松浦葵央によるTEAM Aと、大会連覇を狙う溝垣丈司を擁するTEAM Cの対戦となった。
まず40秒ランではTEAM Cが8.5ポイントをマークし、TEAM Aの8.4ポイントをわずか0.1ポイント上回る好スタート。両チームとも完成度の高いランを披露し、勝負はベストトリックへ持ち込まれる。
勝負を分けたベストトリックでは、松浦葵央が高難度トリックを成功させ8.0ポイントを獲得。一方、TEAM Cも高木聖雄がフロントフリップを成功させ、予選を上回る7.7ポイントをマーク。落差のない状況で難易度の高い技をクリーンに決め、得点を伸ばしたものの、あと一歩及ばず総合16.2ポイント。TEAM Aは総合16.4ポイントを記録し、わずか0.2ポイント差の激戦を制して優勝を果たした。
最後の一本まで勝敗の行方が分からない緊張感の中、ライダーたちは互いを信じ、それぞれが持つ最高のパフォーマンスを披露。会場を埋め尽くした観客からは、この日一番とも言える歓声と大きな拍手が送られた。
「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」は、個々のスキルだけではなく、初めて組むパートナーとのコミュニケーションや、その場で生まれるアイデア、互いを高め合うチームワークが勝敗を左右する唯一無二のコンテストだ。
勝敗だけではなく、ライダー同士が成功を称え合い、失敗しても励まし合う姿は、BMXカルチャーならではの魅力を感じさせた。個人競技とはひと味違う一体感が会場全体を包み込み、観客もライダーとともにコンテストを楽しむ空間が生まれていた。
プロデューサー・中村輪夢の欠場というアクシデントを乗り越え、大会直前に代役として出場した松浦葵央と若き岡本大輝によるTEAM Aが頂点に立ち、前年王者・溝垣丈司が地元・湘南で存在感を見せるなど、実力とドラマが交錯した「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」。今年もMURASAKI SHONAN OPENを象徴するコンテンツの一つとして、多くの観客の記憶に残る熱戦となった。



